2010年通訳試験結果について
今年の通訳案内士試験の結果が振るわなかった原因はいくつかある。
まず、不景気のため仕事に追われ勉強する時間が取れなくなった人が大勢いた。まことに残念なことである。特に若い人は仕事が探しにくく、仕事が見つかれば非常に多忙となり勉強する時間がほとんどなくなって、あと一歩で合格という人たち多数出た。
絶対合格するという意欲に欠けていたものも大勢いた。
これが大きく影響している。
そして、相変わらずであるが、中国語試験、一般常識の試験が難しいということ、この二つである。
やはり、問題は中国語試験である。
この問題で70点をとるのはかなり難しいと思う。
単語、そして、中国語を日本語に直す、中翻日も難しい。
メタポとしりとりが二つとも出来なかったら、16点引かれてしまう。
中翻日は記述式なので、何点とれたか、はっきり分からない。
読解も難しい、きわどい問題が多いからだ。
どのように採点しているか公表しないので、受験生の不満も強い、自分は絶対に合格しているはずだという人が多い。
JNTOはどう採点したか、公表してくれないので、一体、どこに問題があったのか、判断できず、苦慮している。
とにかく、この試験問題で70点とるのは難しい。
文法力、語彙力、読解力、全てが一定の水準以上でないと合格できない超難関である。
中国語試験が超難関であることがわかる。
今回、パスできなかった人で、絶対自信があったのに、どうして合格しないのだ。なぜだと思う人は一級の能力試験を受けてみることをお勧めしたい。
一級に合格すれば、次の機会の合格可能性は高くなる。
一級にさえ合格せずに、私は絶対に合格しているはずだと考えるのはおかしい。
一般常識問題では観光問題の出題が異常に多かった。観光問題と改名した法がいいくらいだ。普通の人が知らないはずの問題が出題されたのだから、常識ではない、こういう出題をする人の常識が疑われる。
JNTOはもう少し受験する人の気持ちを考慮して、問題を作成するべきであろう。
難関の中国語、一般常識をパスして、地理、歴史で落馬した会員が多数いる。
すぐに日曜日コースを始める。
地理も歴史もそれほど難しい問題ではない。
まじめに勉強していればできる問題である。
今度のテストの打撃を乗り越えて、来年を期してもらいたい。
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