トラさん読書会、60人が通訳案内士挑戦

 

トラさん読書会は今年、約60名が通訳案内士試験の受験申請を終えた。

去年は30名であったから、会員が倍増したということになる。

去年は30名中18名が合格、まずまずの成績といえるが、今年は7割つまり、40名以上の合格を目指している。

 

これはかなり高い目標であり、達成の困難度は去年の比ではない、読書会の会員が一丸となって、お互いに励ましあい、情報を交換しあって、努力と効率が最大に合致して、初めて達成できる数字であると思う。

 

しかし、読書会の雰囲気は和気藹々、みんな愉快に勉学に励んでいる。

みんな、仕事をもつ身、その合間をぬって勉強に励む。しかし、苦しそうにみえる人は

一人もいない。みな、勉強ができる喜びに浸っているという雰囲気である。

 

若者は未来に向かって挑戦するという意味で合格をめざし、年長者は日本語のブラッシュ・アップ、そして、日本に対する知識の再確認という感じで、読書会に参加している。

台湾の人にとって、日本の歴史、常識、地理は未知の世界であり、一つの空白であった。これを系統的に勉強できる意義は大きい。

 

人間、何の目的もなければ、毎日を無意味に過ごしてしまい、自分を高めるという努力をおこたりがちである。

 

通訳案内士の合格が必ずしも、読書会の目的ではない、しかし、人間には目標が必要である。読書会を一つの機会とみて、挑戦してみることは、非常に意義あることであると思う。

 

以前、台湾のガイド試験は難関中の難関であった。合格できる人は、一握りの日本語達人であった。

 

どういう理由かわからないが、ガイド試験のレベルはどんどん落ちて、今年は数百人が合格したと聞く、

ガイド試験に合格しても、日本語専門家の資格とはいえない時代となった。

 

だから、日本国家資格、通訳案内士に挑戦することは価値あることではなかろうか。

なぜなら、日本語資格試験の最高峰に位置づけられているからである。

 

正直にいうが、この資格があなたにとって、どういう意味があるのかは、わからない。

日本国政府がこの資格を持たない人を締め出すとは考えにくい。

ただ、あなたの長い人生において、この試験受験を通じて、獲得した知識は必ず役に立つことは確かである。

 

自分を高めるという高尚な目的をの動機として、一人でも多くの人がこのテストに挑戦することを切に望む。

 

なお、6月4日 開いたクラスにはまだ、数席余席がある。途中入会が可能である。

810日からは、インテンシーブコースを予定している。 

 

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